悠々自適の株式投資

あわてず、さわがず、ゆっくりと(負けない・欲張らない投資)

コロナワクチン

米国政府は約5億ドルを投じてモデルナのワクチン開発を支援し、大規模な臨床試験を開始する最初の企業の1つに選定している。
5月18日にモデルナ側から、新型コロナワクチンの初期段階の小規模治験で有望な結果を示したと発表したが、医科学メディア「スタット(STAT)」は、専門家の話とて、初期段階での小規模治験データは有効性を評価する上で重要な意味を持たないとの報道があったので、7月の3相試験はどうなるかとやきもきしていた。
これまで、コロナウイルスワクチンの探索が加速する中、開発でモデルナと米国政府の専門家が開発プロセスをめぐって対立しがあり、開発が約2週間遅れたようだ。
しかし、モデルナから7月10日ようやくコロナワクチンP3開始するという報道があった。
内容は、米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)と共同で行い、米国で約3万人を組み入れる予定で、同試験に必要な治験用ワクチンの製造も完了しているとのこと。

モデルナがもたついている間に、ドイツのバイオンテックの臨床試験が良好という発表があり、ワクチン競争のトップに躍り出つつある。
バイオンテックのワクチンはかなり低用量でも、抗体が獲得できるところがポイントだ。
バイオンテックから7〜8月に第3相臨床試験に進むことが正式に発表された。

モデルナは会社設立からまだ10年。
大規模な治験の経験もなく、あたふたとしている印象だが、バイオンテックとともに承認される確率が高い。
どちらでもいいから、早くワクチンをというのがみんなの願いだと思う。
投資する側とすれば、バイオンテックも遅まきながら、まだ買いかもしれない。