悠々自適の株式投資

あわてず、さわがず、ゆっくりと(負けない・欲張らない投資)

環境・保健銘柄

「中国2035年にすべて環境車」
これは10月下旬の日経新聞の見出し。
中国政府は、2035年を目途に50%はEV車、残りはHV車にする。
19年は5%の新車比率だったが、ロードマップでは25年には20%、30年に40%、35年までに50%まで高める。
60年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにする計画だから驚きだ。

自動車の「脱ガソリン」は、欧州が先行する。
英国やフランスは35年までにガソリン車の販売を禁止する方針。
米国もカルフォルニア州が35年までにガソリン車の販売禁止を表明したが、バイデン新大統領も環境問題を重視していて、パリ協定復帰は既定の事実だし、極端かもしれないが、化石燃料からの脱却を目指すものと考えている。
トランプ政権で4年遅れたが、世界の流れはそうした方向で動いている。

翻って投資先を見ると、自動車はやはりテスラだろう。
まだまだ株価上昇はありそうだ。
売り急いで失敗だった?かもしれないが、中国自動車メーカーのNIOとシャオペンに期待している。
昨日の朝、シャオペンの決算発表があり、時間外取引で株価が上昇していたのでNIOとともに最後の買増しをした。
今朝、起きたらシャオペンは33.40%UPの44.73㌦に、NIOは12.12%UPして48.3㌦となっていたので、ほんとうにびっくりした。
今朝のNYダウもナスダックも良くなかったにも関わらずだ。

偶然かもしれないが、環境関連で水素のプラグパワー、健康関連のテラドック(決算は良くなかった)、インテュイティブ・サージカル、アメリカン・ウェルなど気になった銘柄は値を保っている。
テスラやネクステラ・エナジーは下げているので、一概に言えないが、バイデン氏の政策である環境や健康は息の長い大きなテーマだ。

特に環境問題は生活に密着する電気や燃料を根本的に覆す事柄だけに、技術革新を伴う長い歳月が必要だ。
昨晩は、シャオペンで投資の醍醐味を味わったが、健康や環境問題は、一朝一夕では変えらないので、関連銘柄はゆっくりとしたペースで上昇していくものと思われる。
そこには忍耐が必要だが、長い歳月のなかで大きなリターンが得られる可能性が高い。
それこそ、あわてず、さわがず、ゆっくりとにふさわしい投資環境かもしれないと思った。