悠々自適の株式投資

あわてず、さわがず、ゆっくりと(負けない・欲張らない投資)

シースリーエーアイを買う

先週、プラグパワーを売りエヌシーノを72.58㌦、ビヨンド・ミートを138.54㌦で買ったが、月曜日にはIBMを売り、念願のシースリー・エーアイ(AI)を127.76㌦で買った。
一時は180㌦を付けていたこともあり、人気銘柄で100㌦以下はなさそうと打診買いした。

シースリーエーは、オラクル出身のトム・シーベルが自身が設立した「シーベル・システムズ」を15年前に60億ドルでオラクルに売却した後、2009年にエンタープライズ・ソフトウェアの開発を手掛ける事業として創業した。
「シーベル・システムズ」の提供していたソフトはCRMという顧客管理ツールの一種で、「顧客との関係性を管理する」ためのものだ。
その後、「シーベル・システムズ」はオラクルからライバル会社のセールスフォースに買収されたが、そもそもCRMという概念は「シーベル・システム」にあったものだ。
セールスフォース(テッカーシンボルCRM)の社長のマーク・ベニオフは、オラクルを退職したトム・シーベルの後任で、優秀なセールスマンだったというから、やはりオラクルのトップセールスマンだったシーベルとは「曰く因縁」がありそうだ。

シースリーエーアイのパートナーは、IBMマイクロソフト、グーグルなどで、そのソフトウェアは、Google Cloud、IBMクラウドなどの企業の間でインフラとして活用されているパートナーのシステムで動作するようになっているというから、シースリーエーアイが、セールスフォースキラーと言われるのも分かる気がする。

テッカーシンボルはAI、企業や大手の官公庁・軍など大きな組織に向けてAIを使った課題解決や、業務の効率化を図るものだという。
顧客は、3M、ロイヤルダッチシェルアメリカ空軍、Adobe、ニューヨーク電力公社など多彩。

シースリー・エーアイの評価は、バンク・オブ・アメリカ「中立」、モルガン・スタンレー「アンダーウェイト」、カナコード・ジェニティ「ホールド」と三者三葉だ。
IPO価格が46㌦と記憶しているが、安くなったとは言え、購入価格の127㌦は高いし、100㌦以下になったとしても何ら不思議ではない。
ここで買うのは博打を打つに等しいが、シースリー・エーアイは優良顧客を抱え、将来的には200㌦の価値もあると評価する人もいるという。
セールスフォースに立ち向かう企業として、興味本位もあり買った。
待つ覚悟があれば何れは上昇すると思うが、甘いかな?
どうだろう?