悠々自適の株式投資

あわてず、さわがず、ゆっくりと(負けない・欲張らない投資)

IBMとバーテックス

バーテックス(VRTX)は、つい最近、VX-864の治験を断念した。
バーテックスの株価は220㌦から1割下がり200㌦近辺を行ったり来たりだ。
ただ、バーテックスには、襄胞性線維症という遺伝子生疾患に対する根本的治療薬を独占していて、現金を生み出す源泉となっている。
この主導的な立場は2030年後半まで続くという。
また、他にも有望な治験薬を複数抱え、潤沢な資金で上市の近い薬剤を買うことも可能だ。

一方、IBMは企業内メール問題で、元レッドハット、いまはIBMの社長が辞任する騒動となり、投資家を失望させた。
人材引き抜きのターゲットにもなっているようだ。
売り払いたいが、「事故は買い、事件は売り」の格言もある。
それに、社長は辞任したが別役職で留まり、次期社長も決まっていない。
また、株価もそんなに酷く下がらなかった。
そんなIBMの再生も見たいが、バーテックスも魅力的だ。
バーテックスの株価は、今年は動かないかもしれないが、200㌦以下で買えるチャンスは早々ないかもしれない。
IBMを売ってバーテックスを買いたいが、ここは思案の為所だ。