悠々自適の株式投資

あわてず、さわがず、ゆっくりと(負けない・欲張らない投資)

新規事業を始めることとなる

急遽、新規事業を始めることとなり現金が必要となった。
仕方ないので、株は僅か残し売却した。

残したのは、ISRG、CRWD、ZM、PINS、VRTXそれに、新規のMQ、XMTR。
後は、売りたくても売れない老後用資金、野村のファンドラップにMRFだ。

残念なことに、周辺が急に慌ただしくなったことや、残した株は、長期投資用だ。
もともと記録で書き始めたので、売買も減り、その目的から外れることもある。
そんなこんなで、ここで一旦筆を置く。

ただ、最近では、コロナ後の復活でのチャンスを活かせたことが大きかった。
その投資で得た資金を、新規事業に廻せたことはありがたいことだった。
30代から株を続けてきて、良かったり悪かったりだが、概ね良かった。
とは言え、株から完全に足を抜ける訳でもなく、合間を縫い、日々の株価はチエックするつもりだ。
残した銘柄も、長期では有望と考えていて、投資資金が増えることを願っているが、年数はかかるものと考えている。

数か月後、あるいは1年後に、その後の動向を書いてみたい。
どうなっているか楽しみだ。

IBMとバーテックス

バーテックス(VRTX)は、つい最近、VX-864の治験を断念した。
バーテックスの株価は220㌦から1割下がり200㌦近辺を行ったり来たりだ。
ただ、バーテックスには、襄胞性線維症という遺伝子生疾患に対する根本的治療薬を独占していて、現金を生み出す源泉となっている。
この主導的な立場は2030年後半まで続くという。
また、他にも有望な治験薬を複数抱え、潤沢な資金で上市の近い薬剤を買うことも可能だ。

一方、IBMは企業内メール問題で、元レッドハット、いまはIBMの社長が辞任する騒動となり、投資家を失望させた。
人材引き抜きのターゲットにもなっているようだ。
売り払いたいが、「事故は買い、事件は売り」の格言もある。
それに、社長は辞任したが別役職で留まり、次期社長も決まっていない。
また、株価もそんなに酷く下がらなかった。
そんなIBMの再生も見たいが、バーテックスも魅力的だ。
バーテックスの株価は、今年は動かないかもしれないが、200㌦以下で買えるチャンスは早々ないかもしれない。
IBMを売ってバーテックスを買いたいが、ここは思案の為所だ。

動かない

IPO銘柄はいいところなく軒並み下がっている。
ヴィメオ・ホールディングス(VMEO)を除いてすべてマイナスに陥った。
かといってそう焦っているわけでもない。

株で一喜一憂しても仕方ない。
今回のIPO銘柄は、2~3倍のプレミアムの付いた銘柄はないので、極端な高値掴みをしているわけでもない。

昨年IPOのアサナ(ASAN)のチャートを見ると、少し時間は必要だが、いい銘柄は上がっている。
焦りは禁物だ。
従って、株価は1日に1~2回程度のチエック。
株のことを考える時間も少なくなってきている。
長期投資で臨めば、マイナスはないと思っている。

最近購入のIPO銘柄

最近購入したIPO銘柄は ドクシミティ(DOCS) 、リーガルズーム(LZ )、マルケタ(MQ)、ヴィメオ(VMEO)、ゾーメトリー(XMTR )、シースリー・エーアイ(AI)だ。
マルケタは10%を超えた▼だったが、一晩で5%上昇、何がなんだかなぁという感じだ。

マルケタほどやられた銘柄はないが、これからだろう。
いずれにせよIPO銘柄の株価はエレベーターのごとく上下するので、一喜一憂しても仕方ない。
ピンタレストの株価上昇はつい最近の話で、IPOしてから長い間20~30㌦付近が長かった。
そう思えば、このなかの半数が頑張ってくれればくらいの気持ちでいる。
それに、買った銘柄は☆☆☆☆の銘柄群なので、このまま維持していくつもりだ。

IBMでメールがダウン

2021年7月3日NEWS記事より
IBMでメールシステムの移行に問題が生じたため、多くの従業員が電子メールを使用できなくなってしまった。
原因は、長年にわたって運用してきたIBM Notesをインド企業のHCL Technologiesに売却したことがきっかけだった模様。
IBMがコスト削減に力を入れた経過中に起きた事故だ。

これを受けて、IBMは2日、ジム・ホワイトハースト社長(53)が退任すると発表した。同社は昨年にアービンド・クリシュナ最高経営責任者(CEO)が就任して以降、経営立て直しを進めて成長軌道に復帰した。
ホワイトハースト氏は、ソフトウエアメーカーのレッドハットの元CEO。IBM人工知能(AI)やクラウドコンピューティングといった急速に発展する分野に注力する中で起きた。
ホワイトハースト氏は、今後は経営陣のシニアアドバイザーとしてIBMにとどまるという。

IBMは、AIやクラウド、量子といった最新のITを扱う最古参企業にも関わらずご粗末だ。
それにしてもIBMでさえ、こんな問題を抱えていることに驚いた。
世の中、安全な企業なんてないことを改めて感じた。
IBMの株は、8%ルールに抵触しないので売ってない。
IBMは配当目的で購入したので、多分売らないと思う。

それにしても株は常にリスク。
だが、時には大きなリターンをもたらすツールでもある。
悩ましいことだ。

7777スリー・ディー・マトリックス

スリー・ディー・マトリックスが2日連続のストップ高となった。
7777といい銘柄コードがついた会社だ。
2011年10月24日IPOしているので、上場して約10年だ。
個人的には、アンジェス、そーせいで失敗し、バイオ銘柄は懲り懲りと思っていたが、担当銀行マンが「ここは確実らしいと先輩が言っていました」と聞き、買った銘柄だ。

7777は買った値の倍になり利益確定をして、次の4583カイオム・バイオサイエンスに移った記憶がある。
この2つに加え、そーせいで稼がしてもらった。
結果としてみると、7777、4583は紆余曲折を経て、株価は下がったままだ。
そーせいも、IPOした時は結構な値がついていたので、現株価は当時とイーブン程度?だが、この10年で確固たるビジネスモデルを確立した。
スリー・ディー、カイオムともに成功した銘柄とは言えないが、10年の我慢の時を経て、ようやく見通しがついたのがスリー・ディー・マトリックスだ。
スリー・ディーは、化学由来の止血剤を販売する会社だ。
動物由来の止血剤が多い中、止血部位が透明で見え、止血効果も高いことからニーズもあり、有用な化学薬品と株価もうなぎ登りに上がったが、何年たっても薬事審議会の議題に上がらず棚ざらしのまま年月を過ごし、会社側は欧州やオーストラリアを突破口として努力を重ねた経過がある。

ここにきて欧州やオーストラリアに加え、日本では5月13日に内視鏡用粘膜下注入材の製造販売承認を取得、6月28日には米国でも消化器内視鏡領域の止血剤として承認を取得した。
これが株価上昇の誘引となったようだ。

会社側のHPを見ると、黒字転換は2023年からとあり、慌てて買うこともないと思うが、結構な利益をもたらしてくれた会社でもあるので、どこかで参加をしてみたいと考えている。

マルケタ(MQ)▼9%となる・新規でドキシミティ(DOCS)買う

期待して買ったMQは、先週金曜日に▼5.25%の28.5㌦まで下がった。
8%ルールに従うと、本来であればここは売却となる。
我慢の失敗から学んで決めたルールだが、MQはオンライン決済サービスのAFRM、SQ、STRIPEなどのFinTechを支える技術を提供していて、オンライン決済の未来を変える実力のある企業と言われている。
2020年の1年間の売上は103%の上昇、2021年1Qも123%と急上昇中で、株価の割高感はあるものの、ここで売却はないかなぁ。
IT銘柄上昇の恩恵を受け、少し前に購入したシー(SE)やパランティアテクノロジーズ(PLTR)の上昇率が25%を超え、他の銘柄もまぁまぁなので、MQはルール度外視で行末を見守ってみたいと思っている。
まぁ、長い年月の間には、やられっぱないということもないだろう。

それから新規で、木曜IPOのドキシミティ(DOCS)を金曜に50㌦で購入した。
DOCSは、医師のための無料(一部有料で150以上の病院とサブスクリプション契約を締結)のデジタルプラットフォームだ。
2021年3月31日時点で180万人以上の医療従事者の会員を有し、全米50州およびすべての医療専門分野の医師の80%以上が含まれる。
医師が連絡を取り合い、最新の研究や新薬の最新情報を共有するために使用する主要なアプリとなり、近年急速に成長した。
ここは、お試しということで参入。
これも楽しみな会社だ。