悠々自適の株式投資

あわてず、さわがず、ゆっくりと(負けない・欲張らない投資)

目先を変えて

いつの間にか、ハイパーグロース株が持ち株のすべてになっていた。
リスクを取らないとリターンはない。
ちまちまと配当を待つのは、性分に合わない。
どうしてもハイパー中心の展開になってしまうが、これを継続しながら転機の訪れるのを待とうと考えている。

ただし、同じハイパーではあっても、IPOから数年の決算を決算を経て信頼性の高いハイパーと、ここ1~2年内にIPOしたばかりだが、高い成長率を保てるだろうと期待がメインのハイパーに分類している。

オクタ(OKTA)、スクエア(SQ)、インテュイティブ・サージカル(ISRG)、トゥイリオ(TWLO)、ピンタレスト(PINS)など、毎年20~40%と安定した成長を見せるハイパーは前者、アファーム・ホールディングス(AFRM)、シースリー・エーアイ(AI)、エヌシーノ(NCNO)、ロイヤルティ・ファーマ(RPRX)など決算を数回しか経ていないハイパーは後者だ。
これを自分の中では、前者を1軍、後者を2軍と分類している。

1軍株は成長株として誰もが認めるが、2軍株は、未知の部分も多く結構チャレンジ精神が必要だ。
個人的には、この2軍のような海とも山ともつかないハイパーを選択する傾向があり、テーマ株などで何度も失敗している。
2軍ハイパーは、夢は大きく広がるが、利益をもたらすまでに時間がかかる。
ヘンなものを掴まないように客観性のある投資が必要と感じていた。
最近、この2軍群に投資をするに参考にしているのが、アーク・インベストメント・マネジメントだ。
アーク・インベストメントはハイパーグロース株を中心に5本のETFを運営しているが、株価の乱高下はあっても運用成績は抜群だ。
少し前に、このアークはオンラインゲームのロブロックス(RBLX)とオンラインギャンブルを提供するドラフトキングス(DKNG)を購入している。

ブロックスはユニティ同様、オンラインゲームプラットフォームを提供している。
ブロックスの2019年売上は前年比56%増、2020年は82%増と急成長している。
ユニティ同様、どこかで買いたいと思っていた。
また、オンラインカジノ市場は米国内で年率11%で延びている成長産業で、コロナをきっかけにラスベガスなどの観光でカジノを訪れる人数が減少し、オンラインで手軽に出来るオンラインカジノの利用者数は伸びていく可能性はあるとドラフトキングスも買いたいと思っていた。

ハイパーグロース銘柄は、このところ低迷は著しかった。
ここに来てようやく、オクタ、スクエアなど1軍ハイパーは復活の手ごたえを感じているが、2軍ハイパーはシースリー・エーアイ、アファーム・ホールディングス、ユニティ、前記したロブロックス、ドラフトキングスなどの株価は低迷したままあがらない。

しかし、1年目のIPO株は、そのまま右肩上がりで上昇することは少ない。
四半期ごとの決算という関門をくぐり抜けて、市場からの信頼を勝ち取らないと厳しい。
中には1~2年くらい低迷して、2年過ぎてから急上昇する銘柄もある。
だから、IPO株は慌てて買うなということなんだろう。
今回買ったロブロックス、ドラフトキングスなど2軍ハイパーの株価は、教科書どおり低迷しているが、今後4半期ごとの決算と株価を見比べながら、2軍ハイパーの入替戦を行っていくことにする。