悠々自適の株式投資

あわてず、さわがず、ゆっくりと(負けない・欲張らない投資)

好調ビヨンド・ミート売り?それとも買い?

先週はバイオ株を中心とした日本株は不調だったが、米株で最近購入のビヨンド、アルテリックス、ブルーム・エナジークラウドストライク、NIOは好調だった。
買う時に、しっかり調べたようで抜けていることも多い。急激な上昇場面では売りたくなるので、自信を持って持ち続けられるよう再度調べるようにしている。
前回はNIOを半分売却した。きょうはビヨンド。
先日、ビヨンドと競合する米インポッシブル・フーズがマクドナルドへの製品供給契約をもはや目指していないと報じられたが、インポッシブル側広報担当は関係を断念することも決してないだろうと、その報道を打ち消した。
この報道を受けて株価は下がると思ったら、この3日間で28%も上昇した。
ビヨンドの急激な株価上昇を受け、売りか買いか再度検討した。

ビヨンドは、完全菜食主義向けの植物性肉の製造メーカーだが、生産量が追いつかないほどの需要があり、これまで先行者メリットを享受してきた。
ただ、添加物やカロリーを考えるとそれほど健康に良い製品とも言えないと言われていて、上場時には話題先行の側面もあった。
昨年、株価の下がった原因は、7月に2Q決算の発表と同時に325万株の株式売り出しが嫌気され、7月に240㌦あった株価は、ロックアップも重なり11月には3分の1の70㌦台まで下落した。
3Qまでの売り上げは、1Qは4,020万㌦、2Qは6,730万㌦、3Qは9,200万㌦と急拡大した。需要はあるのに生産が追いついていない。生産を拡大すればするほど売れる状況とのこと。まだまだ伸びそうだ。
生産量があがり原価が下がったため、大幅に利幅が改善した。生産量が損益分岐点を超えたことにより上場後初の黒字化を3Qで達成。
ブランド認知率も上がり、マクドナルド(試験販売)、ダンキンドーナッツ、ケンタッキー、サブウェイ、デニーズなどの大手パートナー企業が急拡大した。
2019年4月27日[2019年版]
「最先端のクールなビジネス、人工肉市場の最新動向」によると、
普段生活する人々にとって、大事なのは「美味しい」ものが「安く」手に入るかです。「美味くて」「安い」の本来なら同時に起こりえない現象が、技術革新でその「あり得ない壁」を突破したとき、消費者は一気に食いつくわけですが、そのタイミングが徐々に近づきつつあります。
レベル2の植物由来の成分で人工肉を製造するインポッシブル・フーズ社は、2019年の世界最大級の技術展示会CES2019で最新の人工肉バーガーを披露し、試食した記者達は舌鼓を打ちました。
ある記者は「今まで人工肉はファミレスのステーキのようなものだと思っていたが、これは十分にマッサージを受けた神戸牛のリブアイみたいだ」と絶賛しています。(Forbesより) とある。
いろいろ調べると、人工肉のブームは始まったばかりでこれからというところ。
IPO価格は25㌦。業績の伸びは素晴らしいが、株価は依然割高。
将来性は抜群。それに、人工肉市場どうなるか興味津々。
気持ちとすれば買いだな。だから売らない。