悠々自適の株式投資

あわてず、さわがず、ゆっくりと(負けない・欲張らない投資)

バイオ株絶不調

ラクオリア、そーせい等、バイオ株が低調だ。
ラクオリアは昨年11月tegoprazanの米・欧へ足掛かりを韓国CJ社を通じて達成した。
また、12月27日には韓国CJ社のサブリース先の中国でtegoprazanのフェーズ3試験主要評価項目を達成した。今年度の承認申請を見込み、早ければ来年中国での販売となる。
韓国ではびらん性と非びらん性の2つの承認を受けているが、中国はびらん性のみ。時を経て追加承認されると思う。
武田のタケキャブは非びらん性の適応がない。(非びらんせいは失敗した)tegoprazanはびらん性、非びらん性の双方に効果があり、日米欧で期待できる所以だ。
その他ベトナム、メキシコなど中南米にもサブリース先が及ぶ。
それと、昨年末、米国サンディエゴに拠点を開設するIRがあった。
IRによると
「米国でも指折りの研究集積地として知られ、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)やスクリプス研究所など世界トップクラスの大学や研究所と、製薬企業・バイオベンチャーイノベーション・エコシステムを形成し、革新的な創薬研究を実施しています」。
とあり、複数の企業や研究機関等がパートナーシップを組み、互いの技術や資本を生かしながら、共同研究する枠組みに参加、画期的新薬の創出を加速させるというもの。
ラクオリアはイオンチャネル創薬では世界トップクラスにあると自認している。思惑があっての開設と憶測している。
この3本のIRで、朧げな期待が、はっきりと形になって見えてきたと評価できないだろうか?
今後は、CJの欧米のサブリース先や新たな提携先など、更に出て来ると思う。
谷社長は時価総額1,000憶円と言っている。現在270憶円なので、まだ3分の1に満たない。
株価は低迷しているが、自分にはチャンスと映る。
株価は地政学リスクや時々のトレンドでも動くが、最終的には企業価値に尽きる。
1年先のことはわからないが、他の株を整理して、未だ買値に届かないラクオリアの追加買いをしようと考えている。