悠々自適の株式投資

あわてず、さわがず、ゆっくりと(負けない・欲張らない投資)

そーせいとラクオリア

このところそーせいとラクオリアなどバイオ株が冴えない。
12月決算で、1月から次年度入りするそーせいとラクオリアの12月四季報を見た。
そーせいは来年度も安定的な黒字。ラクオリアはぎりぎりの黒字転換。
黒字になれば機関投資家の買いが入るので、株価も安定してくれることを期待している。
そーせいはPM2.5問題の中国で、COPD治療薬のウルティブロが 2019年の国家医療保険償還医薬品リストに掲載された。これで2020年からの売上が立つ。
それから今年の5月に気管支喘息の QVM149の販売承認申請をを欧州医薬品庁に提出している。1年位で承認の可能性が高い。
どのくらい売れるのだろう?売れる薬があるのは大きい。
それから、過去にはPfizerとは10個、今年は武田や Genentech と複数ターゲットを対象とした新規医薬品ライセンス契約を締結していることから、ヘプタレスの開発プログラムの充実ぶりが伺える。
来年以降のそーせいが本当に楽しみだ。
続いて、疼痛や胃などに絞った地味な開発を続けるラクオリアだが、名古屋市立大学との共同研究で基盤づくりを進める一方で、CJヘルスケアとの戦略的提携の拡大でtegoprazanの欧州や米国のライセンス契約を締結し、収入基盤の充実を図っているように見える。
CJヘルスケアが欧州か米国のサブライセンスの締結に進めば、tegoprazanのブロックバスターが見えてくる。
これも楽しみだ。
そーせいの5~6年前の株価は、4分割前で15万円くらい?、ラクオリアも500円時代が長かった。
研究から臨床、薬になるまで10年以上の歳月を要する。
まだまだ時間を要するかもしれないが、気長に待つしかない。