悠々自適の株式投資

あわてず、さわがず、ゆっくりと(負けない・欲張らない投資)

弱気相場入り

世界が弱気相場入りした。
弱気相場とは株価の下落が2割を超した水準をいう。
NYダウは、高値29,551㌦から今朝の終値21,200㌦まで▲8,351㌦、率にして▲28%となる。
日経に歴代の下落率と景気後退の期間がある。
昨日のNYダウは怒涛の▲2,352㌦だったが、過去7回の弱気相場は最大▲57%、最小20%で平均値は▲38%。
それに元の水準に戻るまで平均で2年4か月とある。

今回の下げ要因はコロナウィルスにOPECの減産協議が決裂し原油価格の急落が拍車をかけたことにある。
米国企業は多額の社債を発行しているが、その額と規模が膨んでいて、今回の下げ要因をきっかけに景気後退、業績悪化で社債の利回りの上昇、企業の信用度が下がり社債の引き受け手がなく倒産。その結果、リセッション入りというのが悪いパターンだ。
トランプ政権は中小企業への金融支援で5兆円の予算措置を議会に求めたが、痛み止めに過ぎず景気全般の落ち込みは防げないと日経解説。
いずれにせよアメリカのコロナ収束時期を考えながらの投資となる。
中国がようやく脱しつつあるが、ここまで4か月。
逆算するとアメリカは夏頃までだが、少なくともその間の株価は低迷する。

きょうのVIX指数は大きく跳ね上り75.47。
きょうの日経も2,000円下がるのだろうか?
毎日これだけ下げると、とても入ることができない。