悠々自適の株式投資

あわてず、さわがず、ゆっくりと(負けない・欲張らない投資)

NYダウ下げどまらず

FRBは15日、政策金利を1%引き下げゼロとし、米国債住宅ローン担保証券を約7000億㌦購入し、量的緩和QE)へ復帰すると発表した。
FRB政策金利の引き下げは、3月3日の0.5%に引き続き緊急での2回目。
この定例会議によらない政策金利の引き下げは、リセッション入りしていることを示すものと市場では解釈されている。
しかも2回もだ。FRBの慌てぶりは相当なもので、深刻な状況が伺われる。
そんなこともあってか、NYダウの下げが止まらない。
昨日のNYダウは2997,10㌦安の20,188,52㌦。
下落幅は12日に記録した2,352㌦を超えて過去最大となった。
最大の原因はコロナだが+原油+リセッションと複合的。
株価が安くなり値ぼれして、米株を少しづつ買い進めたが、それはどうやら失敗だったようだ。反省。
まずは、NYダウや日経平均値を追いかけないこと。
株式相場の手出し無用。コロナウィルスの収束時期を待つことだと思った。
個人的にはコロナ収束の見通しは4~9月には立つものと考えているので、3月下旬から4月頃コロナの状況を見てから投資を再開する予定。

この間、どこまで下がるか最悪の予想を立ててみた。
2,000年代に入ってからのリセッション相場で最大の下落率はリーマンの57%。
NYダウの高値29,551㌦なので、単純計算すると、12,700㌦。いま約20,000㌦なのでまだ7,300㌦もの差があり、考えただけで末恐ろしい。
コロナ収束までにはまだ時間がかかりそうだ。
日々の落差をみていると下落率は40~45%を軽く超えそうな勢いがある。
最低でも29,551㌦×55%=16,000㌦は覚悟する必要がありそうだ。
日経平均では、24,115円×55%=13,200円。現在17,000円なのでその差は3,800円だ。
現在のVIX指数は82.69でリーマン級となったが、57%の下落率は勘弁してほしい。