悠々自適の株式投資

あわてず、さわがず、ゆっくりと(負けない・欲張らない投資)

欲をかいて失敗・反省

昨年、ハイパーグロース株で大成功を収めたので、今年もいいだろうと高を括っての投資が大失敗だった。
振り返ると、ハイパーグロースは2月後半からずっと下げ続けている。
それも、大きく下げることもなく、毎日少しづつ下げ続け、そろそろと思わせておいて、また下げるから厄介だ。
きっかけは、10年国債金利上昇によるものだが、コロナバブルで株価が上がり過ぎた株価の調整だから長い。
従って、金利が落ち着いたその後も芳しくない。

コロナで追い風を受けたズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(ZM)を例にとると、昨年の5~6月頃は150㌦だったのが、10月頃には600㌦に接近、現在295㌦だ。
2020年から21年の売上げは、前年の4倍、2,651,368千㌦まで膨んだ。
コロナ収束後、成長は続くが売上は前年の2倍を超えることはない。
それでも高成長に変わりない。
また、現株価は最高の600㌦から半値だが、昨年5月の150㌦からは2倍の価格だ。
ヤフーファイナンスではPERは124.57倍、PBRは22.45倍だが、これをどう見るのかということと、景気回復に向けて長期金利上昇が予測されることなども考慮に入れる必要がある。
長期では、単なるビデオ会議から脱してアマゾンやグーグルのような多方面経営を目指すと思われるので成長は続くものと考えられる。
そこで、現株価は高いか安いかという判断になる。
高いところから半値で十分下げたと思うのか、1年前の2倍で高すぎると諦めるか思案の為所に来ている。

他のハイパーグロースもズームほどではないが、下げ方は五十歩百歩で同じようなものだ。

ソフトバンクの孫さんは、長期的展望から下げたハイパーグロースを買いそうだが、FRBは失業率が高く緩和政策続行と言うが遠からず縮小に向かい、金利も上昇するので買わない人が大勢かもしれない。
孫さん同様、ハイパーグロースは成長の源と思っているが、これ以上ロスカットもしたくない。
悩ましいところだ。