悠々自適の株式投資

あわてず、さわがず、ゆっくりと(負けない・欲張らない投資)

ノババックス、フルジェント・ジェネティクが急騰

いま話題のゲームストップが昨晩は193.60㌦から終値325.㌦、67.87%UPと、最近市場を賑わしている。
いくら新し物好きとは言え、流石にこうした仕手戦には怖くて参加できない。
同じ市場ながら別世界の出来事と思っていたらノババックスがやってくれた。

ノババックス(NVAX)は、コロナワクチン銘柄。
英国で後期臨床の結果、89.3%の有効性を達成した。
モデルナとビオンテックのワクチンに若干劣るが、ほぼ同等の結果となった。
両社とノババックスワクチンの違いは、両社ワクチンが超低温貯蔵が必要なのに対して、ノババックスワクチンは、すぐに使用できる液体の製剤で出荷され、最大30日間、標準的な冷蔵庫の温度で安定したままで、扱いやすい仕様となっている。
ただし、南アフリカで流行の新しいコロナウィルス変異体に対して行ったフェーズ2bの治験では、60%の有効性しか達成できなかった。
ノババックスは新しいコロナウイルス株を標的とした治験と、インフルエンザワクチンとコロナウィルスの混合ワクチンを開発するとしている。

この報道を受けて、前日終値の134.01㌦から今朝は220.94㌦と86.93㌦高の(64.87%UP)で終了した。
日本のストップ高は率では25%以内くらいだが、64.87%は2.5日分のストップ高水準となる。
アメリカ株に慣れてきたつもりだったが、これにはほんとうにビックリだった。
時価総額から言うとモデルナ685億㌦、ビオンテック268億㌦に比べ、ノババックスは株価220㌦で148億㌦に過ぎないので、売却は保留した。

モデルナとバイオテックはすでに売却している。
1月下旬に英国の治験結果が出ることを知っていたので、モデルナ、バイオテックの替わりに、128.94㌦で買ったばかりだ。
月末近くまで結果が出ないので、ヤキモキしていたがラッキーだった。

それとフルジェント・ジェネティク(FLGT)
フルジェント・ジェネティクスは伝子検査の独自の技術を持ち、コロナウィルス検査の恩恵を受けて前年比300%で成長している。
また、遺伝子検査の世界市場は2022年には100億ドルを超えるとみられ、高成長を維持する余地もありそうだ。
目立たないながら、株価は昨日18㌦高の110.49㌦で引けた。(19.46%UP)
1月中旬に60.53㌦買っているので、この短期間に82.54%UPしたことになる。

バイオ株恐るべしだ。
ただし油断ならぬのは、この逆もあり得るということ。
利益の確定をすべきか迷っている。