悠々自適の株式投資

あわてず、さわがず、ゆっくりと(負けない・欲張らない投資)

ファイザーワクチン「90%超に効果」

こんな過激な標題がニュースを駆け巡った。
「ビオンテックやったぜ!」と正直うれしかった。
研究者は安全性で慎重な見方をしているし、ワクチンは摂氏マイナス80度以下で保管しなければならないし、さらに製造から10日以内に接種しなければならない。
他にも制限があるだろうが、何はともあれコロナウィルスに効果のあるワクチンの完成は世界に歓びをもたらした。

これからファイザーは緊急使用申請に入るが、米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長によると、米ファイザーとドイツのビオンテックで開発する新型コロナウイルスワクチン候補は、向こう1週間もしくは1週間半で緊急使用許可が下りる可能性が高いとのこと。
いよいよだな、という感じだ。

ビオンテックの株価もそれなりに反応。
この2日間で20%UPして、きょうの終値は112.76㌦だった。

もともとのIPO価格は90ドル台だったという記事をどこかで見かけたが、チャートでは20㌦から50㌦で推移し、このコロナワクチンでIPO価格を超えたことになる。
コロナワクチンで名を馳せたビオンテックは、モトリーフールの情報によれば、次世代のがん免疫療法薬の候補が豊富で、現在10種類のがん治療薬について11件の臨床試験を実施しているが、これらの試験の結果も続々と出てくるという。

コロナワクチンでの成功は、ビオンテックとして収入面の恩恵のみならず技術の正確性や正当性への評価も大きい。
ビオンテックはバイオテクノロジー技術で、ギリアドやアムジェンのような大手製薬会社を目指しているので、コロナワクチンでようやくスタートに立てた段階だ。

コロナウィルスで窮屈な生活を送っているが、知見のなかったモデルナやビオンテックという企業の存在を知り、投資できたことは良かったと思う。
今後は売り急ぐことなく、この会社の行方をしっかり追ってみたいと思っている。