悠々自適の株式投資

あわてず、さわがず、ゆっくりと(負けない・欲張らない投資)

モデルナとバイオテックの追加投資、どうしたものか?

ファイザーバイオテックの連合軍のコロナワクチン有効率が9割を超えたという報道が9日あった。
また、一昨日モデルナからは、94.5%の有効性を確認と発表があった。
米食品医薬品局(FDA)は、新型ウイルス感染症ワクチンの承認には有効率が50%を大きく上回る必要があるとしていたが、両社ともに大きく基準を超え、現時点で安全性を巡る重大な懸念はなく、今月中にもワクチンの緊急使用に関する米当局の承認を求める見通しとなった。

モデルナもバイオテックメッセンジャーRNA(mRNA)という技術に基づくもので、遺伝子を人工的に合成するため、短期間で大量のワクチンを製造できる利点がある。
同じ技術に基づいたコロナワクチンだが、異なるのは冷凍温度だ。
モデルナはマイナス20度に対し、バイオテックはマイナス60度から80度と言われていて、現状の移送に関しては自由度の高いモデルナに軍配が上がる。
ただし、ファイザーはワクチンパウダー化の開発を急いでいるという話もあるので、うまくいけば輸送とワクチン有効期間の問題はクリアできる。
さすがファイザーだ。

今朝の日経には、メッセンジャーmRNA技術に触れいている。
感染症の他に、ガン、心臓や筋肉のたんぱく質に異常がおきる難病まで様々な疾患に対する開発が進んでいるとある。
両銘柄ともにメッセンジャーmRNA技術にてガン開発を進めていることから、単にコロナ1発で終了ということではない。
コロナワクチンで連日のように新聞やテレビで報道され、モデルナ・バイオテックともに宣伝効果は抜群だった。
それに短時間で実績を積む、いい機会であったとも思う。

しかし、株価は「知ったら終い」のことわざ通り、上がっていいはずなのに下がる一方だ。
バイオテックは現在86.93㌦でモデルナは93.15㌦。
一方、評論家のサレル・オーバーホルスター氏は、バイオテックを検証可能な信頼できるデータと情報を保守的に計算した目標株価を600㌦としている。
600㌦はさすがに盛りすぎだと思うが...。
医薬は開発時間が長く、株価は心臓に悪いくらい上下動を繰り返す。
アムジェェンやギリアドは、押しも押さ押しも押されぬバイオメーカーとして台頭しているが、バイオという言葉そのものが新鮮だったIPOからしばらくの株価は酷かったと聞く。

モデルナとバイオテックの投資額を足して1銘柄分なので、たいした額ではない。
昔ならここで集中投資をしたかもしれないが、いまは追加投資をどうしようと迷っている。
基本的に上がった銘柄の追いかけはしないことにしているので、追加投資はしないと思う?
うーん、迷うな~。
多分しないと思う??