悠々自適の株式投資

あわてず、さわがず、ゆっくりと(負けない・欲張らない投資)

9月IPOの途中経過

今年の9月は大型IPOが相次いだ。
IPOは最初は上がるが、後尻すぼみで何度もやられている。
おっかなびっくり参加したリフトやウーバーで苦杯を舐め、スラックテクノロジーやブルームエナジーではいいところがなかった。
唯一ピンタレストが、長い時間をかけてようやく這い上がってきた。

しかし、ZOOMのようにIPOから上がりっぱなしの銘柄も横目で見ているので、羨望で満たされない自分もいた。
「いつか俺だってやってやるさぁ...。」と思ってはいた。

そんな事もあり、9月のIPOはスケールが大きいと新聞報道にあったので楽しみにしていた。
やられても、同じ誤りを繰り返すのが人間の業。
こんな千歳一遇のチャンスを逃してなるものかと、最初から参加と決めていた。
大型IPOは、ユニティ・ソフトウェア、スノーフレイク、SumoロジックにJFrog、少し間をおいてパランティアテクノロジーズ、アサナと続いた。

このうちスノーフレイクは今年最大の注目株と言われていたので参加は当然。
あとはユニティ、JFrog、アサナにパランティアを買った。

スノーフレークは、IPO希望価格を90㌦から直前に120㌦まで上げ、初値も250㌦付近と当初の90㌦から約3倍の値が付いたことから、株価は未だに250㌦付近を行ったり来たりの状況が続いている。
ただし、成長性は抜群、その成長性が株価に追いつくものと思っているので、当面維持の予定。
ユニティとパランティアは大当たりだった。
ユニティは最初から快進撃で、すぐに100㌦を超えた。
パランティアはどうかと思ったが、格付けが出て、あれよあれよと買値の2倍付近まで来た。
あとのアサナとJFrogは、途中で手放した。

今回のIPOは大成功だった。
それはそれで良かったのだが、バリューとグロースの大きな違いに、今更ながらだが戸惑っている。
というのは、たとえばパランティア株の単価は18㌦と低価格だが、時価総額は27,935,385千㌦となり、サウスウェスト・エアラインズの27,199,783千㌦と同等規模になった。
ユニティだって負けていない。31,494,074千㌦の時価総額だ。
これは 今まで目を瞑ってきたところだが、改めて売上規模を確認すると「これってどうよ」と目を覆いたくなる時価総額だ。
2019年のテスラの車の販売台数は36万7,500台にも関わらず、1,074万台を売上げたトヨタ時価総額を超え、実績と時価総額の乖離を考えると株価の維持は難しいと売却したが、本日の終値では高値を更新した。
まだまだ上があるのだろろう。

リスクの取り方をどう考えるかで、買う銘柄が異なってくる。
自分の持ち株は、テスラよりリスクは低いが、50歩100歩の違い程度。
そのための分散投資でもあるが、改めてリスクの大きさに気づかされた。
でも、その輪に入っていないとテスラが示す通り、大きなリターンは得られない事実もある。

そんなことで、投資のあり方を再考したが、どう変えてみたところでまた元に戻るに決まっているので、何もしない。
チャレンジ投資が自分の持ち味。
「馬鹿は死ななきゃ治らない」「馬鹿に付ける薬なし」
もう少し頑張ってみることにした。