悠々自適の株式投資

あわてず、さわがず、ゆっくりと(負けない・欲張らない投資)

攻めと守り

今年の初夏までグロース株にしか興味がなかったが、退職を機に、不況に強く安定した配当金をもたらすデフェンシング銘柄にも目が行くようになった。
また、偏ったバイオ株を見直して来た。
その結果、配当株は日米合わせて投資額の45%まで増えた。
ただ、相変わらず日本のポートフォリオの中心はバイオで投資額の38%だ。
攻めの要はバイオということになる。
バイオは、投資金額の多い順からラクオリア、そーせい、ステムリム、メドレックス、ジーンテクノ、3Dマトリックス、サンバイオの7銘柄。
それぞれ個性があり、狙いも異なる。
このうち数銘柄は成功すると踏んでいる。
時価総額の小さいメドレックス、ジーンテクノが当たるとインパクトは大きい。
そーせいはアムジェン、ギリアドのようになる可能性を秘めていると思う。
最大投資先のラクオリアのイオンチャンネル技術も捨て難い。
そう考えだすとその他銘柄も、となってしまった。
攻めは、自分にとってなじみのある銘柄で勝負していくということになる。

そして、守りの中心は携帯のソフトバンクだ。
今週も買い進めた結果、投資額の10%になった。
ソフトバンクの長期的株価はどうなる?配当利回り株主優待は?業績や割安度などを分析してみた」というブログ記事があった。
それを参照に記載すると
❶業績は安定的、ヤフーの連結子会社化による拡大戦略
❷営業利益率は約19%で高い
❸営業キャッシュフローは潤沢
自己資本比率が約22%と低い
❺PBRは約7倍で株価は割高
配当利回りは5.8%で高い
とまとめてあった。
ドコモ、KDDIと比較すると時価総額、PERは遜色はない。
自己資本率は22%と低いがROEソフトバンクが43%と断トツだ。
2019年3月期の配当性向は約83%であり、高めな水準が気になる。
業績が頭打ちになると配当の余地がなくなるが、積極的なⅯ&Aで成長戦略にシフトしているので、業績を伸ばしながら年々増配を重ねる可能性が高いと考えている。
株価は12月24日の1,412円を底に、昨日は1,455円まで上昇した。
株価の行方はわからないが、75円から85円の増配効果や成長戦略で1,300円はないと踏み、底値で買おうと色気を出したために、沢山買う羽目になってしまった。
「5日線を待て!」と思うのだが、待てなかった。
勘に頼って何度も失敗している。反省だ。

ソフトバンクを加えると、配当金の合計は税抜きでも馬鹿にならない金額となった。(計算だけで捕らぬ狸の皮算用だが...。)
株の醍醐味からは外れるが、本来の投資とはつまらないものかもしれない。
代りに、年金生活にかなりの彩を添えてくれることになりそうだ。
「あせらず、さわがず、ゆっくりと...」と言い聞かせている。