悠々自適の株式投資

あわてず、さわがず、ゆっくりと(負けない・欲張らない投資)

RPAホールディングスも買う

RPAホールディングスのQ3の決算で下方修正があったことを嫌気され、朝8時30分の気配値はストップ安を指していた。
RPAは、過去に損切りしている。
ソフトバンク購入資金の一部を振り向け940円でリベンジ買いをした。

RPAの資料から計画未達の原因として
❶ 成長の加速を企図した人材採用、広告宣伝投資を実施
❷ 一部新規広告主の立ち上がりが遅れたこと
❸ 事業開発等の先行投資の実施
以上3つの理由を挙げている。
2019期のQ3での売上58.3憶、利益5.5憶円に対して、2020期のQ3は売上72.8憶円で24%の伸び。3.2憶円の利益。利益は前年度比で大幅な減益だった。
具体的には、
❶ ロボットアウトソーシング事業では2019期Q3では853社から2020期Q3には1,009社と増加傾向、売上は23.7憶円から27.4憶円に伸びるが人材採用と宣伝広告費などで利益は減。計画も未達。
❷ ロボットトランスフォーメーション事業 は前年度売上31.1憶に対し43.3憶円、利益も2億から5億へと伸長したが、計画は未達だった。

資料には、RPA市場を黎明期として捉え、RPAがより幅広く使わ れるホワイトスペース(成長余地)はまだ9割残されているとある。
導入企業は、三菱重工西友カインズホームなど有名企業多数。
新規事業としては、RaaSに取り組むようだ。
RaaSは「クラウドロボット」と呼ばれ、ロボット制御用のソフトウェアはクラウドベースで提供し、利用料金を取る課金ビジネスだが、今後RaaSが主流となっていくのではないか。
参考資料のEY Institute「人工知能が経営にもたらす「創造」と「破壊」(2015年)表によると、AI関連市場規模の推移によると2015年 3.7兆円、2020年 23兆円、2030年 86兆円とある。AIやRPAが伸びていくことに間違いない。

こうして3Qの決算説明書を見たが、正直なところ良く判らない。
会社側が言う通り、職員の増員や広告宣伝で費用を要したのなら、成長をしていく上で必要不可欠な要素だ。
良かったのは導入企業が1年の間に約150社増えたこと。
逆に、気になったのは「一部パートナーが販売している OEM製品の解約とリセール販売している他社RPA製品の取り扱い中止で解約が発生している」 という部分。サービスロボットそのものに問題の是非があるのかないのか。
まぁ、これからはAIやRPAの時代だ。黎明期である以上いろいろあるのは仕方ないことだとも思う。
2018年3月27日IPOから約2年。時を待たないと、どちらに転ぶかわからないが、株価も安くなり、リスクを取って買ってみた。
ただ、長く持てるかはわからないなぁ。