悠々自適の株式投資

あわてず、さわがず、ゆっくりと(負けない・欲張らない投資)

コロナショック

コロナに関する評論家の口調の変化が見られる。
少し前までは、コロナは株価には、あまり影響を及ぼさないだろうと楽観的だったのが、最近は深刻な影響を及ぼす。中にはリーマン級という人も出てきている。
VIX指数はリーマンショックが89とするとNY同時多発テロが49、アジア危機が48、ギリシャ危機が46だった。
今回のコロナは2月28日には49と結構な危機水域まで上昇し、NY同時多発テロと同レベル。
2月28日のNYダウは24,600㌦付近。きのうも969㌦下落したが、26,121㌦でチャート上では下値を切り上げてきているように見える。
ただし、シンガポールやブラジルなどの気温の高い地域でのコロナ感染が確認され、暖かくなればウィルス活動が止まり収束という楽観視が出来なくなった。
コロナの世界的な拡大に至れば、きょうの日経の1面トップ「中韓から入国2週間待機」とあるように人・物が停止し、経済の停滞が長期間に及ぶと企業活動や経済全体を冷え込ませる可能性が指摘されている。
日本ではオリンピックが開催できるかだ。
1年の延期という話題があるが、中止や延期だと株価は18,000円まで下がるという人もいる。
一方のアメリカでは、連邦準備制度理事会を待たずに利下げに踏み切り、慌てて利下げするときは大体その後、マーケットが荒れる展開になることが多いとのこと。
オリンピック開催の判断が5月頃に決定される。
その頃のコロナの状況にもよるが、収束は秋まで無理という悲観的な見方もある。
目に見えないウィルスだけに誰も見通せないということだろう。
個人としても、オリンピックの結論の出る4~5月頃まで様子を見るしかない。