悠々自適の株式投資

あわてず、さわがず、ゆっくりと(負けない・欲張らない投資)

ステムリム

ステムリムの再生誘導薬「HMGB1」は、表皮水疱症、急性脳梗塞、心筋症 などの治験を行っていることをNISA購入時にIRで読んでいたし、会長の冨田憲介氏は、アンジェスオンコセラピー・サイエンスも手掛けステムリムは3回目のIPOで、3つの中でステムリムは最も価値が高く100株で3,000円と言っていた記憶がある。

同じ再生医療薬で製品を比較すると、サンバイオは健康成人の骨髄液から「SB623」を製造するのに対し、ステムリムの「HMGB1」は工業生産可能な化合物医薬品なので免疫拒絶がない。
また、薬の投入も「SB623」は頭部切開を伴うが、「HMGB1」は点滴注入なので手術を要さず扱いが易しい。
そんなこんなで、サンバイオ『SB623』に変わる夢の新薬としてステムリム「HMGB1」に期待して難平したが、株価の冴えない展開が続き、そのまま放置してあった。
株価が上がりだしたので、「ウン?何だ?」という感じだった。
今回モーニングスターでオーバーウェイトの投資判断がついたが、文章に「株価は実体に即していない」とあり、サンバイオやヘリオス時価総額を参考に想定株価をレンジは1,400~1,600円に設定したとある。
昨日の終値は570円。約2.5倍の開きがある。
それと、ホームページから塩野義が4月3日にステムリム株を2,850,000 株(5.44%)から4,650,000 株(8.42%)まで買い増ししていることを確認できた。
その後、4月7日には水疱症Q2マイルストーン達成のお知らせが出ている。
ステムリム株の買い増しは、「HMGB1」の自信の現れだろうか?
モーニングスターの格付けより、塩野義の買い増しのほうが客観的価値のある情報と感じた。
サンバイオの失敗例の通り、絶対ということはないが、これで信頼度が高まったことは間違いない。
製品として上市まで、まだまだ時間がかかると思うが、相変わらずの放置で臨みたい。