悠々自適の株式投資

あわてず、さわがず、ゆっくりと(負けない・欲張らない投資)

株価2番底に備える

WTI先物は6月物が1バレル15㌦と1999年以来21年ぶりの安値を更新した。
また、5月物は、引き取っても貯蔵ができないと投げ売りが広がり、初めてのマイナス価格をつけた。なんとマイナス37㌦というから驚きだ。
増産競争が招いた価格崩壊だが、コロナ感染の長期化で価格低迷は長引く可能性が高い。
消費者には喜ばしいことだが、最大産油国アメリカのダメージは大きい。
コロナウィルスに触発された経済の不安材料が増えたように思う。
株式全体では、日本株下落に備える動きが強まっている。
日経オプション「売る権利」の売買が増え、権利行使価格15,000円に需要が集まっていると日経にある。
これまで株価は半分戻しは全値戻しと浮かれていたが、コロナの収束予想は長いもので2022年とあり、株価は下に向かう公算は強そうだ。
日本電産の永守会長は「キヤッシュイズキング」、同じ1億円でも昨年とは価値が違うと言っている。
ならば買った株は売りたくないが、いまは非常時、平時とは違う。
不安定な時期には現金が強い。利食い千人力。
そんなことで昨晩、米株は薄利で手放し、キャッシュ5割を確保した。
日本株も利益が乗っているうちに5割程度手放す予定。
いずれにせよ下落に備えなければならない。