悠々自適の株式投資

あわてず、さわがず、ゆっくりと(負けない・欲張らない投資)

そーせいの増資とステムリムの新契約

そーせいが増資を発表した。
アッビイの大型契約やエナジアの新規承認にも関わらず、上値が重いのは増資が原因かと納得した。
そーせいの歴史を振り返ってみると、IRにあるようにそーせいはこれまでに英国アラキス社、ヘプタレス社などの買収を経て今日に至った経過がある。
自前のものは何一つない。
田村社長の本質は目利きビジネスなのだ。
そう考えれば、今回の増資は当然の帰結とも言える。
それで、いまのそーせいがあるとすれば、もっと飛躍したそーせいが見れるものと考えを変えればいいことだ。
今回の増資は約200憶円。
創薬・開発に補完的な役割を果たす企業若しくは技術の獲得・投資、当社が有する既存の創薬・早期開発基盤の拡充に資する資産の獲得とある。
ヘプタレスのようにあっと驚くような買収を期待する。
田村社長の頭髪は真っ白になり、声の張りもなくなってきた感じがする。
引退も視野にいれているかもしれないが、まだまだ頑張って欲しいと思っている。

それからステムリムがやってくれた。
ステムリム8%株主の塩野義と、新たに 3 つの疾患(慢性肝疾患、変形性膝関節症、心筋症)について契約を締結した。
塩野義のステムリム株の買増しは、導出済のレダセムチドの効果を見越してのことと思っていたが、これでパイプラインが5つになった。
新規契約金もたマイルストーンやロイヤリティを除いて最大で総額 31 億円の対価と大型契約となっている。
これまでステムリムの株価は超安値なので、これを契機に少なくとも1,000円は超えて欲しいと思っている。