悠々自適の株式投資

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コロナウィルス治験薬「レムデシベル」肯定的な結果

いまのところ新型のコロナウイルスには治療法がない。
各国の政府は感染の拡大を防ぐため、社会的距離戦略に頼らざるを得ないが、経済活動は極端に制限され日本のGDPは前年度比で▲21%に及ぶという。
世界が何よりも必要としているのは、有効な治療薬とワクチンだ。

そんな中、ギリアドの新型コロナウイルスの治療薬候補「レムデシベル」に関し、米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)による臨床試験でも、肯定的な結果がでたと発表した。
「レムデシベル」は、中国が否定的見解だったので、失敗とヒヤヒヤだった。
治療薬やワクチンは時間が解決すると思っていたが、まずは治療薬「レムデシベル」が有効と判断され、ひとまず安心感に繋がった。

ワクチンはJ&J、ファイザーアストラゼネカ、日本ではアンジェスが開発を急いでいる。
なかでも新型コロナウイルスワクチンの開発を加速させるため米政府が最大4億8300万㌦(約520億円)を拠出する米バイオのモデルナが有望だ。
ブルームバーグによれば、合意内容は米厚生省の生物医学先端研究開発局(BARDA)は、モデルナのワクチン候補「mRNA-1273」について、米当局の承認が得られるまでの開発と生産能力拡大への取り組みを資金面で支えるとのことだ。
モデルナは第1相と第2相試験がうまくいけば、今年秋にも第3相試験を開始できる可能性があるとし、同社は臨床試験がうまくいけば、大量生産を可能にする製造分野への投資によって年内に月間数百万回分、さらなる投資で2021年に同数千万回分を供給できるとの見方を示しているという。
どこの企業も安全性と有効性を確認して製品になるのは秋以降だ。

米バイオ株はギリアド、モデルナ、インターセプト ファーマシューティカルズ、テンエックス ゲノミクス 、アクセルロン ファーマを所持しているが、情報が入りにくく内容も断片的だ。
バイオ株は博打的要素が高いので、いずれの株もそう多くは持っていない。