悠々自適の株式投資

あわてず、さわがず、ゆっくりと(負けない・欲張らない投資)

ソフトバンク再参戦

携帯のソフトバンクが1,319円まで下落した。
親のソフトバンクGが株式の一部、2億4000万株(5%)を譲渡すると発表したことによる。
ソフトバンクGは、ウイルス感染拡大による投資先企業の価値減少に伴い、収益悪化を余儀なくされた。
株式売却による資金調達で、財務改善を図る。
保有資産売却で譲渡後ソフトバンク保有比率は62.1%となる。

ソフトバンク株価はコロナの影響で下げ、一端持ち直していたが、ソフトバンクGがアリババとソフトバンク株を売却する話題で1,470円を境に下落トレンドに変わった。
ようやく5月22日に正式発表したが、その結果、株価はさらに下がり、前日の1,375円から安値1,315円、結果▲56円の終値1,319円で引けた。(▲4.07%) 
この日は▲4.07%の下げなので1,470-1319=151とすると、下落率は約▲10%になる。
5%の売り出しで10%の下げとは、恐るべし需給関係だ。

しかし、携帯ソフトバンクの業績自体は堅調で、四季報の予想通りに推移している。
それに20年度配当は86円で、率にすると6.52%だ。
ソフトバンクGによる追加売却の懸念は残るが、この株価は、配当では買わない自分でも魅力的に映った。
株は本来安いところで買うべきものだ。
1,319円から▲86円安の1,233円までは、仮に追加売却があったとしても下がらないだろうということで、本来使用禁止の貯金を廻して定期貯金として1,321円で大量買いした。
それに、ソフトバンクIPOは、確か1,500円。
加えて、Zホールディングス、LINE、ZOZO、ペイペイなど優秀な子会社を抱え、業績は堅調だ。
不安材料を並べてばかりではいつになっても株は買えない。
買いたい企業の未来をどう読むか、株の本来の価値をどう評価するかが購入の基準なはずだ。
いちよしアセットマネジメントの秋野充成氏は、景気に左右されにくいディフェンシブ銘柄としては有望と言っている。
衝動的に買った後悔?からか、気休めにそんなことを考えている。
これからの株価上昇には、親の安定と時間が必要。
高配当を享受しつつ、じっくり株価の復活を待ちたいと思う。