悠々自適の株式投資

あわてず、さわがず、ゆっくりと(負けない・欲張らない投資)

日経新聞にズームの記事

かってはWeb会議というとマイクロソフトのチームズとシスコシステムズだが、いまではズームの名前を知らない企業はないと思われるほどだ。
ズームが世界で好まれる大きな要因は、その手軽さだ。
ズームは主催者の登録があれば、参加メンバーは主催者から告知されたURLをクリックするだけで、すぐに会議を始めることができる。
しかも、途中で途切れたり固まらない圧倒的な通信の強度と、きれいな画質が評価されている。
昨日の日経新聞1面と13面にズームの記事が掲載されたが、2~4月の決算で売上は前年同期の3倍、1日の延べ利用者は、昨年比30倍の3億人にのぼったとある。
また、13面では安全性への懸念跳ね返すとあり、招かざる客が「ズーム爆弾」で会議を荒らし、4月頃セキュリティ上の問題が指摘されたが、5月にはより強固なソフト更新を図り「安全に提供できる」態勢となった。
ニューヨーク一州は、4月安全性を理由に管内の学校にズーム使用を禁じたが、5月には再び認めたという。

ズームはライバル会社と凌ぎを削っている。。
テレビ電話ではスカイプが有名だが、マイクロソフトはにSkype for Consumerとの相互運用性を追加して、コラボレーションツールMicrosoftTeamsの利便性を総合的に強化している。
今年の4月下旬にはフェイスブックが「ビデオ会議システムを提供へ ズームに対抗」とあった。
株価は、そうした話題に翻弄され上下動を繰り返す。
ズームを買ったのは、4月下旬。
遅きに失したと思ったが、フェイスブックとズーム爆弾の話題があったころ、何回かに分けて買った。
セキュリティ問題が出て安くなったと言っても株価は充分高かった。
半分博打のようだが、ズームの人気と手軽さに勝るものはないと思ったからだ。

ズームライバルのマイクロソフトは176.88㌦で買った。現在182.92㌦。
ズームは、買値が154.38㌦。現在210.35㌦。
マイクロソフトの安定や着実を望むか、不安定だがズームの将来性を買うかということになる。
投資傾向は、自分の場合、圧倒的に後者の傾向が強い。
しかし、最近これでいいのかと思うこともあり、以前だったら買わなかったマイクロソフトも買った。
今後、堅実さと将来性のバランスをどうとっていくかも課題になる。
自分なりに何か決めを作る必要があるかもしれない。