悠々自適の株式投資

あわてず、さわがず、ゆっくりと(負けない・欲張らない投資)

エクソンモービルの反省

相場は、地政学や政治、今回の大統領のコロナ感染など、予期せぬニュースで株価の変動が起きる。
ニュースが出てから行動を起こしても「知ったら終い」で、俄然遅いことは誰もが知っている。
これは、突発的に起きることなので、どうしようもない。
しかし、こうしたこととは別に終焉の見えないエクソンモービルの下落振りは、多くの要因が重なったとは言え、がっかりだった。
チャートで見ると、コロナ以前の5年間は若干下がり気味だが、平均すると概ね60~70㌦付近で、比較的安定的に推移していた。
いくらコロナや脱石油といっても、天下のエクソンモービルが手を拱いて傍観しているわけはないと高を括り、配当が8%台に乗った段階で購入したが、株価は一度も良いところ見せぬまま現在32.98㌦、配当は10%を超えた。
マイナスが2割を超えたので売却したが、少しの配当を得るために、結構苦労あるなと感じた。
今回の反省は、配当に目が眩みトレンドから外れた銘柄を選択したことにある。
投資は、バリューでも業績の良い優良銘柄か、赤字でも未来を嘱望される小型企業を買うのが王道だが、守りに入ったことにより株価の安さと配当のみで買ってしまったことにある。
自らの油断が招いた失敗だ。反省。

昨日の大統領の感染報道でNYダウは下がったが、健闘したのはバリューだった。
バリューもピンキリだ。
持ち株で言えば、ドミニオン・リソーシズ、DTEエナジーコカ・コーラ、アルトリア・グループ、ファイザーフィリップ・モリスAT&Tはプラス引けだった。
微減は、アッヴィ、IBM、売ってしまったエクソンモービルだ。
スノーフレークのように一気に6%下げたグロース銘柄に対し、安定的なバリューは精神的に楽な部分もある。
私が株取引を始める前から市場を牽引する伝統銘柄もある。
銘柄点検すると、たばこ2銘柄は大麻解禁がありそうだし、電力・ガスのドミニオン・リソーシズ、DTEエナジーや飲料のコカコーラは人口増の米国では長期投資銘柄として安定的に見える。
レッドハット経営者が社長を務めるIBMや、5GのA&Tも緩やかな復活を期待。
アッヴィとファイザーはそーせいの提携先だ。

思いは変幻自在なので、ずっと持ち続けることができるかわからないが、▲10〜▲20%を下まわらない限り長期と自らに言い聞かせている。