悠々自適の株式投資

あわてず、さわがず、ゆっくりと(負けない・欲張らない投資)

アップスタート・ホールディングスを買う

今年1~12月までの利益の半分を野村SMA(エグゼクティブ・ラップ)に移した関係で、余裕のよっちゃんで廻していた資金がかなり窮屈になった。
資金があったとしても、見切りをつけたり、投資を諦めたりしなければならなくことは判っているのだが、新規銘柄には惹かれて買いたくなってしまうのだ。

今回IPOのアップスタート・ホールディングスもその一つ。
アップスタートは、独自のクラウドベースの人工知能融資プラットフォームで、消費者の融資需要を集約し、提携銀行へのネットワークに接続する業態。
アップスタートのプラットフォームは、消費者により高い承認率、低金利、高度に自動化された効率的なオールデジタル体験の恩恵を受けることが出来る。
そして、提携銀行は、新規顧客へのアクセス、詐欺と損失率の低下、融資プロセス全体の自動化の増加から恩恵を受けることができる。
創業から、提携銀行は620,000以上の個人ローンを生み出し、900万件以上の返済イベントを生み出した。
2020年1月1日~9月30日までの9ヶ月間に、Upstart型ローンの約70%が完全に自動化されたとある。
アップスタートの収益は、主に銀行が支払う手数料とのこと。
過去9か月間で1億4,671万㌦の収益で496万㌦の純利益を計上したとあり、なかなか素晴らしいと思った。
ロケットカンパニーは住宅金融だったが、ここは消費者金融

上記は米のネット記事の翻訳なので、細かいニュアンスはわからない。
また、提携銀行がどこなのか、BKなのか消費者金融なのかもわかない。
それに、620,000以上の個人ローンを生み出し、900万件以上の返済イベントとあるが、数字的には小さいからスタートアップしたばかりのイメージだが、規模的なものや競合企業もわからない。
要はわからないことだらけだ。

SBI証券のアップスタートの画面上は、昨日まで銘柄サマリーや財務詳細は白紙で、あったのは株価とチャートのみだった。
ようやく今朝、銘柄サマリーと財務詳細が載った。
それによると、3期までの収入が1億5,984万㌦(80.65%の進捗)、純利益は▼46万6千㌦とネット紙面と異なるが、通期では黒字になる可能性もある。
純利益の成長率は96.21%と昨年の約2倍と成長は著しい。
この数字を見る限り順調そうに見える。

公開価格は20㌦で購入価格は29.12㌦。今朝の終値は35.77㌦だった。
どうなるかなぁ?

同時上場のWISHは迷ったが、買わなかった。
こちらは、公開価格24㌦が今朝は22㌦。上下動が激しく評価がむづかしいのかもしれない。

あと、先日上場したシースリーエーアイ は昨晩117.24㌦まで上昇した。
スノフレークは初値200㌦ちょっとだった。
前評判も高く、躊躇なく初値から参加したが、シースリーエーアイは何故か行けない。
高くなったら諦めるしかないと思っている。

IPOが続く

今晩またIPOで2銘柄。
コンテクストテクノロジーとアップスタート・ホールディングス。
まず、コンテクストテクノロジーの売り出し価格は22~24㌦。
カナダの実業家ピーター・シュルジェウスキーが創業。
アマゾン・ショピファイ同様、ネットショップの運営。
約1億5000万点の商品を提供する50万人以上の加盟店を結びつけ、世界最大級の急成長を遂げているが、赤字企業。
一流品の扱いが少なく、安売り専門のネットショップという評判もある。
85%の割引もあるようだが、中身は中国製品が多いようだ。
安売りに、ニーズがあるから急成長できるのであって、いいところに目をつけているかもしれない。
反面、大衆品だと単価は安いが、物流が購買者に跳ね返るので、利益を出し難いビジネスモデルのようにも思える。
日本でもWISHはアプリとしてアップルやグーグルでダウンロードで使えるようになっている。
使った人の評価を辿ると、怪しいという意見もあるが、便利で安いという意見もある。
アフターもそこそこしっかりしているようだし、会社側に大きな問題はなさそうだ。
この株を買うかどうかは判断がむずかしい。


次にアップスタート・ホールディングス。
売出価格は20~22㌦。
カリフォルニア州に拠点を置くクラウドベースの人工知能関係か?
9月30日までの9ヶ月間、1億4,671万㌦の収益で496万㌦の純利益を計上し、前年同期の売上高は652万㌦とある。
アップスタート・ホールディングスは極めて情報量が少ないが、黒字を確保していて、成長率も高そうだが?

両銘柄ともに、事前の情報量が少ないということは、あまり注目されていないということに他ならない。
今晩買うかもしれないし、買わないかもしれない。
まぁ、慌てても仕方ないので、様子を見ながらというところかな。

久しぶりに日本株

かって、日本株と米株の投資比率はイーブンだった。
日本の投資先は主力のそーせいとラクオリア、ソフトバンク武田薬品などだったが、いずれの銘柄ともに沈んだまま戻らない。
そーせいは大きな黒字を抱えていたのが、途中マイナスになり、最近ようやくプラスに復帰した。
日本の投資資金は当時と比べると約2割減っている。
日経平均が年初来高値を更新していても、だ。
日本の投資先が奮わないので、必然的に米株優先になったが、日本株も記録として残す必要がある。

現在所持している日本株は、そーせい、ラクオリア、ステムリム、パークシャー・テクノロジーズ、武田薬品、NTTにソフトバンクだ。
唯一2倍以上になったフロンティア・マネジメントは最近売却。
武田薬品の追加購入資金に充てた。

ラクオリア、ステムリムも、少し前に買値を超え黒字が定着した。
NTTとソフトバンクも少しづつだが、上がりつつある。
未だに、マイナスなのは武田とパークシャーだ。
あと、日本株はフロンティア・マネジメントを売却したくらいで、ほぼ動かしていない。

日経平均が26,000円を超えたのに、トホホ...。
情けないことだ。
NTTや武田、ソフトバンクを買ったのは、日本株に対する自信のなさの現れかも知れない思っている。
ただ、最近面白いと思うのは、NTTとソフトバンク
底値から上下動を繰り返し、上がり幅といっても僅かなもので更なる下を覚悟したら、ジワジワと這い上がり、時間をかけてようやく10%増えた。
まさに、蟻の歩みのようだと可笑しくなった。
投資の醍醐味みたいなもので、これも有りかと思うようになった。

いずれにせよ武田、NTT、ソフトバンクは配当銘柄。
自信のないなりにコツコツといくしかない。

そーせい、ラクオリア、ステムリム、パクシャーのいずれかは、いまは低迷しているが、時期が来れば大きく飛躍する可能性があると信じて待つしかないと思っている。

株は忍だな。

米株目標額を達成

昨日、米株資産が目標額に達成した。
今年の2~3月はコロナ騒動で、NYダウは2万㌦を割り一時はどうなるかと肝を冷やしたが、いまや3万㌦の大台を行ったり来たり。
コロナウィルスの脅威に総悲観していた今年の春には、1万5千㌦はあっても3万㌦はなかった。
確たる方針がなく、行き当たりばったりの投資だったが、昨日、長年の目標にしていた資産総額に達した。
今年の春から比べると米国資産総額は、2.5倍になった計算になる。

投資銘柄もどんどん増え、投資が雑になっていると感じていたので、ここでいったん区切りをつけるべく、昨日、寝ぼけ眼で利益の確定売りをした。
先程計算したら今年度の利益分の4割を現金化した結果となった。
利益確定した分は、野村のファンドに投入、堅実資産に振替える予定。
米株は、残した20銘柄を中心に運用していくことになる。

これからどんな相場が待ち受けているか想像がつかないが、ワクチンが完成し、ようやくコロナ脅威からの出口が見えてきて、コロナ以前の状態に戻れる見通しが立ったことは大きい。
ただ、景気も雇用も戻っていないのに、いくら半年先行するNYダウとは言え、3万㌦はなんともちぐはぐな気がする。
良くても2万5千㌦から2万7千㌦というところだと思うが、どうだろうか?
投資は好きだが、へたっぴぃの自分がこんなにも資産が増えること自体なにか狂っているようにも感じている。
そういう意味では、うかれている場合ではない。
これからが正念場ということなのだろう。

それから、一昨日、昨日と大型IPOが続いた。
シースリーエーアイ は買いたかったが、思いのほか初値が高く断念した。
年度の収入にばらつきがあり、評価を定めにくい銘柄だ。
ただ、経営者のトム、シーベルは優秀との評価がある。
会社は経営者次第だと思っているので、買いたい株だったが、初値100㌦はちょっと盛りすぎだろう。
IPOもコロナ以前にも戻ったと思い、初値からいかず決算状況を見てからの参加でも遅くないと思っている。
あとのドアダッシュ、エアビーアンドビーも、ウーバーと同じ匂いがして買わなかった。

ウェザーナビは売却、債券運用は継続

短期間だったが、ウェザーナビを売却した。
ウェザーナビの中身は、米国株(VTI) 、米国債券(AGG) 、不動産(IYR)や金(GLD) のETFの組み合わせと、何故か米国債が多いように思えた。

幸い買った時期が良かったのか、短期でも5%の利益が出た。
ただ、ETFの組み合わせがつまらない。
VTIやAGGは、どこの情報記事を読んでも、お薦め1~2のETFなので間違いないが、個人だったらSPY、VGT、QQQなどを多分買うと思う。
それに株価に連動するので、積み立て方式か、買う時期をしっかり選ばないと、浮かび上がるのに時間がかかると感じた。
たとえ50年後に2倍になったとしても、どんなに頑張ってもそこまで長生き出来ないので使えないお金になる。(笑)
短期間だが、実験的にやってみただけになった。

もう一つ、野村証券での債券運用は、ウェザーナビと同時期に始めたが、運用益は未だ1%だ。
過去に、大和からインドファンドを進められ、1年したら目も当てられない状況となって泣く泣く損切した。
既存ファンドは懲り懲りと思っていた。
ただ、自分自身のチャレンジ精神旺盛な株式投資に不安もあり、野村の担当者からは安全とか安心という言葉に惹かれてやってみる気になった。

債券は、購入者個人の希望を入れて組んだファンドラップで、株価の上下動にあまり左右されないことをお願いしたが、野村の債券ファンドが4種類位組入れられ、中身は正直言ってよくわからない。
動きはたまに見ているが、大きくは動かない。
少しづつだが、増えたり減ったりしながら微増といったところだ。
面白みは全くないが、インドよりずっと信頼が置けそうだ。
貯金と思えば何ということはない。
ほうっておけばいいだけのことだ。
担当者曰く、株価が下がるとこのファンドは上がるので、株に切り替えてもいいとのことだ。

野村の債権は、安心のために継続して、半年くらい様子をみていいようであれば、少しづつ増やしていこうと考えている。

ドキュサイン買う・ワクチン銘柄は売らない

孫さん銘柄を調べていた。
孫さん銘柄には、サービスナウ、アドビなど垂涎の銘柄が並ぶ。
サービスナウやアドビは買い損ねた。
すでに、500㌦前後の株価をつけ、時価総額も大型企業の風貌を備えた。
好みもあるが、個人的には中小型株がターゲットだ。
そして、迷ったが、先週ドキュサインを買った。
これで、孫さん銘柄はスポティ、スクエア、オクタに続く4銘柄目。

ドキュサインは、孫さんに関係なく、IPOした当時から買っていた。
電子署名というユニークなビジネスモデルで、日本のシャチハタとも連携していたはずだ。
薄利で手放したので、遅まきながらリベンジ購入した。
これからは孫さん銘柄も意識はするが、時価総額がそれほどでもなく、株価も100㌦以下の銘柄を狙うべきという従前どおりの方針に戻りそうだ。

あと迷うのは、バイオテックとモデルナを売るか否か。
ファイザーバイオテック連合のコロナワクチンは来週くらいに承認予定。
あとは冷凍保存の問題があるが、どうなるか興味のあるところ。
株価は120㌦近辺で推移。
モデルナのコロナワクチンは、冷蔵温度が-20℃と通常のワクチン同様の扱いで、扱いやすいところから株価は一気に伸びて150㌦まで上昇した。
これでバイオテックは2倍、モデルナは3倍になった。
モデルナの株価は、すでにコロナワクチン売却益を折り込んいるというアナリストもいると聞く。
承認が決まれば、短期で上昇していただけに、売り込まれる可能性もある。
普通であればここで一端売却するのが鉄則だ。
ただ、悩ましいのは、来年度にバイオテックは13億回分、モデルナは5億回分のコロナワクチンを売却予定だが、その利益だけではないということだ。
コロナワクチンの「90%以上の効果」への信頼=両社の持つmRNAプラットフォームへの絶大なる信頼に他ならない。
コロナがなければ数年かかる「信用」を、mRNAプラットフォームは数ヶ月で勝ち取った意味は大きい。
両社は、その信用と利益を最大限に駆使し、コロナワクチン以外のがん治療薬等のパイプラインを、強力に推進していくだろう。
株価は一端下がるかもしれないが、1回売ってしまうと次の買い時がむづかしいし、過去には何度も失敗している。
昨日、売り注文を出したが今朝撤回。
夏には五分五分の勝率が、今冬に至ってほぼ100%となり、悪い言い方だが、この勝負に勝って余裕が出来た。
欲をかくようだが、今度は両社がこの技術でどう変化していくか見ていく決断をした。
この判断吉凶は、2~3年たたないと分からないから面白い。

SBI証券のIPO記事から

米国IPO特集!!「年末の注目IPO」「今年の主要IPO銘柄」「特別買収目的会社(SPAC)」という記事の掲載がある。

まずは、今年の注目銘柄という欄に
①スノーフレイク A(SNOW) ②パランティア テクノロジーズ A(PLTR) 
ロケットカンパニーズ A(RKT) ④ユニティソフトウェア(U)
⑤ロイヤルティ ファーマ A(RPRX)
の5銘柄と銘柄別の紹介記事があった。

今年のIPOは195社と多かったが、コロナということもありIPO価格が比較的低めに設定されたこともあり、多くの銘柄が上昇したと書いてある。
上記の銘柄はSBI証券で取り扱ったうち、時価総額の多い順に並べたもので、他意はないらしいが、要は人気順ということだろう。
①~⑤で③のロケットカンパニーは知らなかったが、あとの4銘柄中、売却した②のパランティア テクノロジーズ以外の3銘柄は保持している。

また、この表とは別に時価総額20位まで並んでるが、紹介記事はない。
⑥ズームインフォ テクノロジーズ A(ZI) ⑦GOODRXホールディングス(GDRX) ⑧ワーナーミュージックグループ(WMG) ⑨ピー ピー ディー(PPD) ⑩ダン アンド ブラッドストリート(DNB) ⑪オーク ストリート ヘルス(OSH) ⑫ソテラ ヘルス(SHC) ⑬アルバートソンズ A(ACI) ⑭エヌシーノ(NCNO) ⑮アレイ テクノロジーズ(ARRY) ⑯バークレーライツ(BLI) ⑰アメリカンウェル(AMWL) ⑱アゼク(AZEK)⑲ビッグコマース ホールディングス(BIGC) ⑳シフト4ペイメンツ A(FOUR)

⑥~⑳までで、売買した株もあるが、よく見ているようで、こんなにも知らないIPO株のあることに驚いた。

時価総額20位までで、持っているのは⑥のズームインフォと⑭のエヌシーノ。
時価総額の順なのでレモネード、シャオペンは入っていなかった。
①~⑳までで事業内容に興味のあるのは、③オンラインの住宅ローンアプリを運営するロケットカンパニー、⑰遠隔医療のためのツールを提供するのアメリカンウェルと⑳決済処理のソリューションを提供のシフト4ペイメンツあたりだ。

IPOで注目を受けなかったショップファイが大きく成長したように、この20銘柄の中に大化けする銘柄が潜んでいる可能性だってあるかもしれない。
見逃さないようにしなければ。

あと、12/9にドアダッシュ、12/10にはエアビーアンドビー、日程は決まっていないが、ロブロックス、コンテクストロジック、アファームホールディングスのIPOが12月のIPOとして決まっているようだ。
フードデリバリーのドアダッシュや民泊紹介のエアビーアンドビーは有名だが、切りがないので買わない。
自分が買おうと思っているのは、ゲームソフトのロブロックス
あとの2銘柄は調べてみたいと思った。

IPOの記事とは別にフィンテックの記事もあり下記に抜粋した。

今年4月以降、フィンテック企業のIPOが相次いだ。デジタル融資や住宅所有者向け保険を提供するレモネード(LMND)、銀行向けクラウドソフトを提供するエヌシーノ(NCNO)、決済情報を処理するシフト・フォー・ペイメンツ(FOUR)、米保険契約比較サイト運営のセレクトクォート(SLQT)、住宅ローンのロケットカンパニーズ(RKT)などが上場。ネット利用にフィンテックの技術・機能は不可分の関係にあり、ネット取引の拡大がこれらの企業の成長を後押ししようとあった。

昨日レモネード昨日終値66.83㌦から20.23%の80.35㌦まで上昇した。
決算の発表は11月中旬で良好だったが、今日の上昇の原因はわからない。
レモネードはつい最近買ったばかりだった。
米国投資は、雲を掴む株式投資だと疑心暗鬼でいつも買っているが、幸先の良いスタートとなった。

この記事にあるレモネードやエヌシーノ、人気NO1のスノーフレーク以下ユニティ、ロイヤィティなど今年のIPOはなかなか粒が揃っていたように思う。
100㌦以下で買った銘柄も200㌦を超え、やがてテンバーガーを目指すものと期待している。