悠々自適の株式投資

あわてず、さわがず、ゆっくりと(負けない・欲張らない投資)

ラクオリア決算

昨日、ラクオリアの決算発表だった。
Meiji Seikaファルマ導出のジプラシドン(統合失調症)が、フェイズ3で頓挫したにも関わらず、500万円とは言え黒字に漕ぎつけたことは評価すべきと思う。
要因は、韓国CJ社のテゴプラザン(びらん性胃⾷道逆流症)の売上好調による。
売上は3月発売から12月までに約3倍に伸びていた。
ピーク時には、日本円で100憶円まで売れると予想されている。
中国もフェイズ3の治験が行われ21~22年に上市される予定。
一説によると中国では、500憶の売り上げが期待されていて、韓国と合わせて600憶、6%がラクオリアのロイヤリティとしても36憶円の収入。これにメキシコ、ベトナム、タイ、インドネシアが加わる。
米欧はこれからだが、それを入れなくても50憶に届くと夢想している。
もちろんこれだけではない。
ペット⽤医薬品も売上好調のようで、谷社長は「ロイヤルティ収⼊という安定的な経営基盤によって独⾃の地歩を固めつつあり、 研究開発型企業として⼀段の⾶躍を ⽬指したい」と自信を見せた。
その他、旭化成ファーマやEAファーマ社、マルホ社の臨床試験に進捗があった。
それとがん領域に特化した100%子会社のテムリック社の、タミバロテンの説明に2Pを使い説明している。
テムリック社のことは知っていたが、タミバロテンを急性⾻髄性⽩⾎病 、乳がんなどの疾病別に3社へ導出していることには気づかなかった。
ロードマップもあり、わかりやすいし、期待できると思った。

20~22年までの収支予想が出ている。数字は地味だがそれでも3年間黒字予想。
毎年、目標に少し到達せず売られるパターンだったが、これで大きく売られる要因はなくなった。
ヒット商品を持つ強みはこれからだ。
現実相場だ。待てばいい。