悠々自適の株式投資

あわてず、さわがず、ゆっくりと(負けない・欲張らない投資)

日本株・最後のピースはメルカリ

おみくじの「買え、いまがよい」という啓示に気を良くして日米株共に最後のピースを正月に捜していた。
日本の買付候補は、BASE、オイシックス・ラ・大地、チームスピリット、チェンジ、メディアドゥ、マクアケ などだ。
IPOから時間が経過し、決算を重ね、実績を残している企業ばかりだ。
まだまだの伸び盛りで、これからの企業なのだが、残金で買える銘柄はあと一つだ。
何にしようか迷った。
セールスフォース社と資本提携しているチームスピリット、サイバーエージェントの子会社マクアケに絞り、早々と2日にチームスピリットの買いを大和に入れた。
チームスピリットも買いたいが、おみくじの啓示からはインパクトに欠けると思い、更にスクリーニングを進めたら、何気にメルカリという文字。
「メルカリ?、そういえばメルカリがあった」と思った。
メルカリ株は、以前勤めていた会社で購入したことを忘れていた。
IPOしたばかりでインパクトのある会社だが、赤字かつ超長期の覚悟が必要なので個人では買わなかったが、一つくらいリスクを取って会社で持ってもいいと思い、3,000円の手前で買った記憶がある。

メルカリは良くても悪くてもアメリカ次第だ。
HPから調べると2020年4Q決算時の月あたりのMAUは(アクティブユーザー数)400万人、遡って3Qは340万人、2Qは290万人、1Qは250万人、前期4Qは200万人、前期3QはGMV(流通取引総額)の伸び率の記載しかないのでユーザー数は不明だ。
メルカリのIPO時には、アメリカの苦戦が伝えられていた。
日本発のグリーなどの失敗で、日本企業の成功例がないからUSAは止めるべきという論調が強かったことを記憶している。
当時の山田CEOは、スケール感と動じない信念の強さ、それに優秀な人材を集めて勝負していく印象を受けた。

メルカリUSAの開始は2014年9月、4年後の2018年4Qに、ようやくMAUを200万人獲得したことになる。
昨年1年間で400万人と約2倍まで増やした。
コロナは人間にとって、辛い体験だが、メルカリには神風が吹いた感じだ。
昨年11月から決済手数料の徴収を開始し、再投資のための収益基盤を強化したとある。
US事業が軌道に乗れば、人口規模を考えても伸びは加速的に増えていくことが予想できるし、米国のMAUの数字を出したことに自信を感じる。
それに長らく達成できなかった目標、月間1億㌦を達成できたことも大きい。

そんなことで、大和の買付の銘柄をメルカリに変えた。
昨日の大発会で早速買ったが、日経朝刊にもメルカリ記事が掲載され、タイミングが良かったと思った。
おみくじどおりに、これぞ新年に相応しい銘柄かは、数年後でないとわからないが、妥協せず納得のいく銘柄を買うことが出来たと思っている。
今年は、日本株も楽しくなりそうだ。